まだFAXと手書き?そんな中小建設会社がDX化を始める最初の一歩

2025/8/26

まだFAXと手書き?そんな中小建設会社がDX化を始める最初の一歩

手書きの日報、紙の図面、電話でのやり取り。

バラバラのものを1つにまとめて、過去のものと順番が混ざってしまったり、どの相手とどのような取引をしたのかも、

分かりにくくなっていませんか?

そんなお悩みを抱える協力会社さんや、その悩みを聞いている元請会社さんには、

ぜひDXについて考えてもらいたいと思っています!

「DXって大企業にしかできないでしょ?」とお思いかもしれませんが、

それは大きな間違いです!!

DXにより、小さな変化から大きな効果を生み出すことができるようになります!

この記事では、DXの導入が難しい原因、DXによるメリットなどDXに関することを丁寧に書かせていただきます。

DX導入を考えている方、DXに高いハードルを感じていらっしゃる方は、どうぞ参考にしてください!

また弊社インベストデザイン株式会社が提供しているmonectは読んでくださっている皆様のお悩みを解決できるツールです!

詳しくは下をクリックしてご覧ください。

目次

なぜ今、建設業界でもDXが必要なのか

中小建設会社のDX化に対して、よくある誤解

最初の1歩!今すぐにでもできる3つの事

導入時のポイントとよくある失敗例

まとめ

なぜ今、建設業界でもDXが必要なのか

なぜ必要なのか。

それには業界を取り巻く厳しい現実が関係しています。

建設業界を取り巻く厳しい現実

皆さんも感じていらっしゃるかもしれませんが、建設業界は他の業界よりも特に人手不足が深刻な業界です。

人手不足の深刻化は、もはや待ったなしの状況です。

国土交通省の調査によると、建設業就業者数は1997年の685万人をピークに減少を続け、現在は500万人を下回る水準まで落ち込んでいます。

特に29歳以下の若年層は全体の1割程度に過ぎません。

さらに2024年4月から施行された働き方改革関連法により、建設業でも時間外労働の上限規制が適用されました。

これまで「当たり前」だった長時間労働が法的に制限される中で、限られた時間でいかに効率的に業務を進めるかが問われています。

競争の激化も見逃せません。公共工事の減少、民間工事での価格競争、そして人件費や資材費の高騰。利益を確保するためには、これまで以上の効率化が求められています。

 

DXがもたらすメリット

メリットの側面からもDXの必要性を考えてみましょう。

こうした課題に対して、DXは明確なソリューションを提供します。

業務効率化による時間短縮:手作業で30分かかっていた見積書作成が5分に。

             現場との連絡確認が電話から瞬時のチャットに。

             積み重なれば、1日数時間の短縮も可能です。

ミスとロスの大幅削減:手書きの転記ミス、FAXの読み違い、電話での聞き間違い。

           こうしたヒューマンエラーによる手戻りやクレームが激減します。

若手にとって魅力的な職場環境:デジタルネイティブ世代にとって、ITツールの活用は当たり前。

               むしろアナログな環境では人材確保が困難になりつつあります。

競合との明確な差別化:お客様への提案書がその場でタブレットから出力できる、進捗状況をリアルタイムで共有できる。

           こうした対応力が信頼と受注につながります。

中小建設会社のDX化に対して、よくある誤解

誤解その1:「莫大な投資が必要でしょ?」

現実:月数千円から始められます

多くの経営者が想像する「システム導入」は、数百万円の初期投資と専用サーバーが必要な大規模なものかもしれません。

しかし現在のクラウドサービスは、月額料金制で初期費用を抑えて始められるものばかりです。

例えば、チャットツールなら月額300円/人、見積書作成ソフトなら月額3,000円程度から利用可能です。

従業員10人の会社でも月1万円以下でスタートできます。

誤解その2:「ITに詳しい人がいないと無理?」

現実:直感的に使えるツールが豊富です

「システム管理者」や「IT担当者」を雇う必要はありません。

現在のクラウドサービスは、スマートフォンが使える人なら誰でも操作できるレベルまで使いやすさが向上しています。

サポート体制も充実しており、電話やチャットでリアルタイムに質問できるサービスがほとんどです。

誤解その3:「現場の職人さんが使えない」

現実:段階的導入で無理なく習得できます

いきなりすべてをデジタル化する必要はありません。

まずは事務作業から始めて、現場には「写真をスマホで撮って送るだけ」といった簡単なことから慣れてもらえばよいのです。

実際、多くの職人さんは個人でスマートフォンを使いこなしています。

業務での活用も、適切なサポートがあれば問題なく習得できます。

誤解その4:「お客様がついてこない」

現実:むしろ信頼性向上につながります

「お客様はアナログを好む」という思い込みも要注意です。

迅速で正確な見積もり、リアルタイムでの進捗報告、きれいに整理された完成写真の提供。

これらはすべてお客様満足度の向上につながります。

特に企業客の場合、デジタル対応の有無が発注先選定の重要な判断材料になることも少なくありません。

最初の1歩!今すぐにでもできる3つの事

1つ目:コミュニケーションツールをデジタル化する

DX化において、最も手を付けやすいのは「コミュニケーションツール」の見直しです。

FAXをやめて、メールやチャットツールに変更するだけで、PDFの編集や今後のやり取りが簡単になります!

コミュニケーションに関しては、以下の4るがおすすめです!

  • LINE WORKS:LINEと同じ操作感で業務利用可能(無料〜月額360円/人)
  • Chatwork:国内シェアNo.1のビジネスチャット(無料〜月額500円/人)
  • Microsoft Teams:Office365との連携に優れる(月額430円/人〜)
  • monect:日常で使っているLINEと同じような感覚でやりとりが可能(無料~)

2つ目:書類をデジタル化する

見積書・請求書作成を効率化したい!

手書きやword,Excelでの書類の作成方専用ツールへ移行をすると作業が短くなります!

以下の3つがおすすめです。

  • freee:中小企業向け会計・書類作成(月額2,380円〜)
  • やよいの青色申告オンライン:シンプルで使いやすい(月額1,980円〜)
  • マネーフォワードクラウド:豊富な機能と拡張性(月額2,980円〜)

書類整理をしてみんなで共有したい!

紙の書類をスキャンしてクラウド保存することで、いつでもどこでもアクセス可能になります!

以下のツールがおすすめです。

  • Google Drive(月額680円/人)
  • Dropbox Business(月額1,500円/人)
  • Box(月額550円/人)

スマホで現場写真の管理を行いたい!作業の進捗を確認したい!

現場写真の管理のための専用ツールもあります!

おすすめは以下の2つです。

  • 現場Plus:建設業界特化の現場管理(月額4,500円〜)
  • KIZUNA:写真整理に特化(月額1,000円〜)

3つ目:現場管理を効率化する

施工管理をもっと簡単にしたい!

現場で最も難しいのが施工管理ではないでしょうか?

出来る人がいない、少なくで現場に人手を回せないなどのお悩みはデジタル化で解決できます!

おすすめは以下の4つです。

  • ANDPAD:建設業界シェアNo.1(月額1万円〜)
  • ダンドリワーク:中小企業向けに特化(月額8,000円〜)
  • Kizuku:シンプルで使いやすい(月額5,000円〜)
  • monect:電話でのサポートで使いこなせるようになるまでお手伝いします(無料~)

導入時のポイントとよくある失敗例

成功のための5つのポイント

1. 小さく始めて段階的に拡大

いきなり全業務をデジタル化せず、まずは1つの業務から始めましょう。

成功体験を積み重ねることで、社内の理解と協力を得やすくなります。

2. 現場の声を聞きながら進める

トップダウンで決めるのではなく、実際に使う現場の意見を取り入れながら進めることが重要です。

月1回程度の振り返りミーティングを設けるとよいでしょう。

3. 使いやすさを最優先に選定

高機能よりも、誰でも直感的に使えるツールを選びましょう。

無料トライアル期間を活用して、実際の業務で試してから決定することをお勧めします。

4. 研修・サポート体制を整える

新しいツールの導入には必ず研修期間を設けましょう。

「慣れるまでは従来の方法と併用OK」というルールにすると、心理的な抵抗を減らせます。

5. 効果測定を怠らない

導入前後で具体的な数値(作業時間、ミス件数、顧客満足度など)を測定し、効果を見える化することで継続的な改善につなげられます。

よくある失敗例

パターン1:いきなり高機能システムを導入

「どうせ導入するなら」と高機能なシステムを選んでしまい、複雑すぎて誰も使えなくなるケース。

まずはシンプルなツールから始めましょう。

パターン2:現場への説明・研修不足

経営陣だけで決定し、現場への説明が不十分だと「押し付けられた」感が生まれ、形式的な利用に留まってしまいます。

パターン3:導入だけして活用方法が不明確

ツールは導入したものの、具体的な活用方法や運用ルールが決まっておらず、結局使われなくなるパターンです。

パターン4:効果が見えずに挫折

短期間で劇的な変化を期待しすぎると、思ったような効果が出ないときに挫折してしまいます。

中長期的な視点で取り組むことが大切です。

まとめ

この記事を読んで「うちでも何かできそうだな」と感じていただけたでしょうか。

まずは無料トライアルを活用して、実際にツールを触ってみることから始めてみてください。

多くのサービスで30日間の無料体験期間が用意されています。

また、同業他社との情報交換も貴重な情報源です。

地域の建設業協会や商工会議所では、DX化に関するセミナーや勉強会も開催されています。

国や自治体でも中小企業のDX化支援制度が充実しています。

IT導入補助金などを活用すれば、初期費用を大幅に抑えることも可能です。

今日から、明日から、小さな一歩を踏み出してみませんか。

monectはスマホの感覚で操作が出来ます。

詳しくはこちらから!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

皆様からの「役に立ったよ」のあたたかい声、お待ちしています。