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2025/3/31
建設業界では元請会社が協力会社向けに定期的に開催するのが協力会や安全大会ですよね。
何回もやっている、定期的にやっているからこそ、
・ただ時期が来たからやっている感じがして、新鮮味に欠けるんだよな…
・もうネタ切れ…
・安全大会や協力会の目的ってそもそもなんだっけ…?
・開催しているけど、参加者のモチベーションが上がっている自信はない…
というような課題やお悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。
そんな方向けに、本記事では、
弊社で行った協力会・安全大会の内容の共有と紹介させていただきます。
ぜひ貴社の安全大会や協力会を開催される際の参考にしてください!
2.弊社開催の協力会の内容
2.1. 協力会社との関係を向上させるべき理由
2.2. Q. 協力会を辞めたらどうなるの?
2.3. 安全大会と協力会のメリット
3.安全大会や協力会の準備のポイント
3.1. 安全大会の準備のポイント
3.2. 協力会の準備のポイント
建設現場の労働災害防止や安全意識の向上を目的として、元請会社と下請け会社が継続して関係を続けるために親睦的に集まったのがきっかけ。
元請と下請けを強く結びつけるものとして、現在も大手ゼネコンなどを中心に開催されています。
(出典:dream.com)
建設現場や工事現場で働く労働者の安全衛生に係る知識を深め、意識づくりを行うために開く集会。
労働災害防止と安全意識の向上・従業員間のコミュニケーション強化・最新の安全対策や技術の共有などを目的に行われる重要な取り組みです。
では本題ですが、何を話して参加者の興味を惹きつければいいの?
以下が、今回弊社の協力会でお話しした内容になっていますので、紹介させていただきます!
一番の理由が 人手不足の問題 です!
代表的なのが、「2025年問題」 です。
1947年から1949年生まれの、いわゆる「団塊世代」が75歳以上の後期高齢者になることで起こる人手不足問題の事を言います。
(出典:建設業デジタルハンドブック 「建設業就業者の高齢化の進行」)
上のグラフを見ると、
・全産業の項目を見ても、55歳以上の労働者の割合は増加傾向
・2022年度の建設業界の55歳以上の数値は、全産業のものに比べて5%程度高い
・29歳以下の労働者の割合は減少傾向
・建設業界の29歳以下労働者の割合は、全産業のものに比べて顕著に右肩下がりの傾向
労働者の減少が進む一方で、需要は伸びているというのが現状です。
(出典:総務省「労働力調査」)
オレンジの折れ線グラフが建設技能者数の推移なのに対し、青の棒グラフは建設投資額です。
都市化などが進む影響で、さらに需要は高まっていくでしょう。
しかし、今のままではその需要を賄うことが難しくなっていくのが想像できます。
このような建設業界に対する需要に対して、供給が追いつかない状況が続いてしまえば、価格の高騰が起こってしまいます。
「会費も必要になるし…」「参加している意味って一体あるのかな…?」と悩んでいる方が、もしかしたらこれを読んでくださっている方の中にいるかもしれません。
A. 問題やデメリットが発生しないのであれば、辞めることを選択肢に入れても問題はなし!
ただ加入しているとメリットがたくさん!!
協力会加入のメリットは、
・下請け事業者は、高い施工力と信用力を持っていることの証明になる!
・仕事や技術の最新情報を比較的早い段階で入手ができる!
があげられます。
協力会に入会するには、
・5年以上の継続取引がある
・品質を一定水準確保できている
・現場所長や購買部長・同業会員からの推薦がある
等の基準が設けられているため、簡単に加入できるものではないんです。
だからこそ、このようなメリットを享受できるんです!
安全大会開催で得られる大きなメリットは、
・講話や訓練などで従業員の関心を惹きやすい
・職場全体の安全意識の向上が期待できる!
の2つがあげられます。
職場における労働災害防止活動の重要性を再認識し、労働安全衛生に関する意識が共有でき、
労働災害をなくそうとする意識が生まれていきます!
また、「企業の信頼度が向上する」というメリットもあります。
安全大会を実施すると、貴社が労働安全衛生に対して積極的に取り組んでいるということを
内外にアピールできます。
若手作業員が離職した原因の4位に「作業に危険が伴う」という項目が。ランクインしています。
(出典:国土交通省「建築業の働き方として目指していくべき方向性」)
つまり、安全大会が開催されて、安全な職場が形成されていくと、
・消費者と取引先から信頼が得られる
・人材確保の際にアピールができる
・自社の作業員の流出を予防できる
につながっていきます!
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というのが弊社の協力会の内容でした。
今話題の問題をとりあげたり、疑問に答えたりという形をとると、
聞いてくださっている参加者さんが自分事と捉えてくれやすくなり、興味を持って聞いてくれやすくなります!
弊社の協力会に興味を持って下さった方! もっとどんなことを話したか知りたい方!
ぜひ下のバナーから資料をダウンロードしてご覧ください!
建設現場や営業と同じように、具体的なゴールや数値目標の設定は欠かせません!
有意義な時間を提供するためのポイントを開催内容別に紹介します。
参加者が危険な状況への理解を深められるものにすると効果的です。
・テーマや目的に合った講師を選出
・現場や参加者に即した、実際に役立つ内容を準備
・過去の事故や事故になりそうだった事例(ヒヤリハット)を紹介し、解決策や対応策を考えてもらう機会を設ける
想定外の災害に直面した際に、全員がなるべく早く、確実に避難できるようになるのが目的です。
・「火災」「地震」など、想定しやすく起こりえるシチュエーション想定したものにする
・気を付けるべき内容やポイントを分かりやすくする
・参加者が反省などの振り返りができる時間を設ける
また、参加者にアンケートの回答をお願いし、今後の訓練に取り入れたり、改善策を練るなどの今後の参考にしていくのもおすすめです!
協力会を開催する場合でも、安全大会の時と同様、ゴールや目標を明確にすることを忘れてはいけないポイントの1つです!
短期的なもの・長期的なものを考えておくのがおすすめです!
他にも
・テーマを建設業界全体に関わる課題にする→より広い参加者の関心を集めることが可能になる
・安全対策や技術に関する最新情報を集めることが可能になる
・グループディスカッションなどの手法を用いて積極的な意見交換を推進
・成功事例の共有で、参加者のモチベーション向上につながる
これらのポイントをしっかり準備をすることで、建設業界の安全や効率化、協力体制の強化につなげることができます!
・ARなどの機器を利用して、リアルな事故体験
・自己情報の共有をする
・安全をテーマにしたゲスト講師を招いての講話
・お客様の声を紹介
・協力会社さんの表彰式
・自社の売り上げの推移、新従業員、新店舗出店などの紹介
ZOOMなどのオンラインツールが発達している今、協力会をオンラインで開催してみませんか?
メリットはたくさんありますが、その中でも特におすすめしたい理由を5つご紹介します!
現場に出ているなどで忙しい方にとって、安全大会や協力会のために一旦作業を中断して会場に向かうのは大きな負担…
しかし、このような理由で出席は諦めてほしくない!
ZOOMなどのオンラインツールを導入すると、インターネットに接続さえすれば作業の中断を最小限で参加してもらうことができます!
また仕事の合間や休憩時間に簡単にアクセスできるので、より多くの参加を期待できます!
オンライン会議では、体調が悪くても自宅からの参加が可能なため、無理せずに会議に参加できます。
また、家庭の事情で時間が限られていても、部分的にしか参加ができない場合でも、安心してアクセスができます。
やむを得ずの予定変更にも対応しやすいのか、オンライン開催の大きなメリットです。
たくさんの紙の資料を配られて、あちこちめくって、「どこの話をしてるんだ?」と迷子になったことがあるのではないでしょうか。
オンラインでの開催であれば、データで資料がもらえるます!
そのためページの順番が分からなくなるトラブルや、
画面共有でポイントを指しながらの解説を聞くことが出来るので安心です!
オンラインであれば、迷子になる心配はありません。
また、より深い理解につなげられるしで、まさに一石二鳥!
参加ができなかった人、帰っておさらいしたい人向けに配信を残しておくことも簡単にできます!
対面開催の協力会などのアーカイブと言えば、
アーカイブ用にカメラを回してビデオを録って、アップロードして…などの作業が必要です。
しかし、オンラインであれば、画面録画をして、データをアップロードするだけ!
パソコンの他に機械操作が必要でなく、誰でも簡単にアップロードが出来ます。
広い会場での開催をするには、準備がたくさんあります。
例えば、
①企画する
②会場を決めて、場所を確保する
③案内を送付する
などなど、ほかにも細かい作業も含めるとキリがありませんよね。
終わってからの片づけまで考えると気が遠くなりそうです。
オンライン開催に切り替えると、
「企画して、講師を探して、参加URLを共有し、参加を待つ」のみで完結します!
コストも時間も削減できます!
「そもそも協力会とは?安全大会とは?」というところから、開催するときの準備のポイントまで、
いろいろ書かせていただきました。
参考になりましたでしょうか?
協力会や安全大会を上手く活用できれば、仕事や協会会社の幅がきっと広がります。
下のダウンロード資料では、今回こちらで説明しきれなかったものも資料には多数あります。
今後の安全大会の参考に、ぜひダウンロードしてご覧ください!
みなさまからの「参考になったよ!」の温かい声、お待ちしています!